産業翻訳者の皆さんへ
機械翻訳の品質は以前とくらべて改善されてきており、言語と分野によっては翻訳者の皆さんが下訳として利用できる水準に到達しています。にもかかわらず産業翻訳の現場では、単価の設定方法に課題があるために機械翻訳を翻訳支援に活用する道がまだよく開かれていないのが現状です。「ポストエディット東京」では、この課題を解決して産業翻訳者の皆さんが積極的に機械翻訳を活用できる環境をビジネスとツールの両面で開発していきたいと考えています。
翻訳発注者の皆さんへ
現状の機械翻訳技術では品質改善のために大量の対訳文書(コーパス)が必要とされており、発注者の皆さんが訳文のコーパス利用にご協力くださることで、翻訳の効率が改善され、結果的に発注者の皆さんも納期短縮や原価低減のメリットを得ることができます。「ポストエディット東京」では、この考え方に賛同してくださる翻訳発注者の皆さんといっしょに新しい産業翻訳のしくみを作っていきたいと考えています。ご興味のある翻訳発注者の方はぜひご連絡ください。
2016年5月 河野 弘毅